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会話のコツ
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ご相談にはいろいろなものがありますが、そのなかで多いものが、自分自身の性格と人間関係に関することです。
これらは密接なつながりがあります。
つまり、相手が自分か他人かという違いだけで、結局は、コミュニケーションがうまくいっていないということです。
コミュニケーションとは、情報と感情のやりとりです。
そして、その基本は会話です。
誰かを理解するためには、直接のやりとりがどうしても必要です。
離れて距離を置いたままで、理解が深まるということはありません。
むしろ、自分勝手な想像ばかりが一人歩きして、現実から乖離していってしまいます。
もしかしたら、ホンの些細な誤解が原因だったのかもしれないのに、直接話し合うことを避けていると、知らないうちに誤解が誤解をよんで、時間が経てば経つほど取り返しのつかない溝ができあがってしまうものです。
確かに、コミュニケーションにズレを生じているときに、その問題に向き合うのは気が重いものです。
頭に血が上っていたら、少し時間を置くことも必要かもしれません。
しかし、もし失いたくない相手なら、あまり時間を置かずに、きちんと話し合うべきです。
放っておけば、確実に状況は悪化します。
最悪の場合、相手はもうコミュニケーションすることをあきらめているかもしれません。
いったんそうなってしまうと、修復するのは非常に難しいものになります。
熟年離婚はその典型ですね。
つまり、人間関係を良好に保つにはコミュニケーションを続ける努力が必要だということです。
人間関係はなまものですから、いい関係を維持するには手間がかかります。
花を育てるのと同じです。
一度悪化した関係が時間を置くだけで自然に改善するということはありえません。
ですから、問題が起きたときこそ、たくさんコミュニケーションをして、早めに軌道修正すべきです。
そのままにしておくと、必ずしこりを残します。
ただ、やはり問題に向き合うということはしんどいことですから、相手を選ぶことも必要です。
自分にとって、それほど大切ではないこと、一時的になんとかやり過ごせば済むことや、距離を置いてつきあえばいいひととのことであれば、適当に流しておきましょう。
人間関係に悩んでいるひとは、この区別がつけられないひとも多いと思います。
すべてのひとと仲良くなることはありません。
人間関係にも優先順位があり、メリハリが大切です。
どうしても失いたくないひと、大切なひととの問題は、ほかのことを多少犠牲にしてでも、その場その場できちんと解決する、どんなことが起きても逃げずに正面から受けとめるという姿勢そのものが、相手に対する誠意です。
その誠意は必ず相手に伝わって、2人の信頼関係はより深まるでしょう。
そして、コミュニケーションをするとき、心がけていただきたいのは「お互いさま」ということと、「それぞれ考え方や感じ方が違う」ということです。
自分がしてほしいことは自分からする、されたくないことはしないことが基本です。
くれぐれも、自分の感覚が普通だと思ってそれを相手に押しつけないようにしましょう。
例えば、会話をするときは、交互に同じくらいの量を話す、自慢や説教をしない、話の腰を折らない、話を聴いてもらいたければ相手の話もちゃんと聴く、大切にしてほしければ相手を大切にするなどです。
コミュニケーションは双方向のものであり、一方的なコミュニケーションというものは存在しません。
人間関係に悩んでいるひとは、問題を感じていても自分から動けず、ひとりで悶々としているケースや、自分の考えをなんとか力ずくで相手に受け入れさせようとしているケースなど、意識が自分か相手のどちらかに傾いてしまっていて、双方向のコミュニケーションができていないことに原因があることが多いようです。
黙っていては何も相手に伝わりませんし、一方的に意見を押しつけても相手は受け入れてくれません。
どんなに正しい意見であっても、相手にわかるように伝えなければ意味がありません。
コミュニケーションとは、キャッチボールです。
お互いに相手が受け取りやすいようなボールを投げるためには、まず自分の実力を知ったうえで、相手の力量もうかがわなければなりません。
自分のことばかりではなく、相手のことにも関心を持たなければなりません。
関心を持ってもらえるというのは嬉しいことです。
関心を持ってもらえると、そのひとにも関心をもつようになります。
関心を持つということは、いろいろなことを聞いたり話したりすることです。
そうして、人間関係は築かれていきます。
キャッチボールは練習すれば、いつから始めても誰でもうまくなれます。
初めから上手なひとはいません。急に上手にはなれません。
大切なのは、日々の小さな積み重ねです
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