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<カウンセリングについて>
ココロと身体は密接にかかわっています。
ココロの問題は、どうしても特別扱いされがちですが、身体の場合とまったく同じです。

先天的に身体が丈夫なひとがいるように、もともとココロが丈夫なひともいます。
職場でインフルエンザが流行っているとき、一度もかからないひともいれば、二度かかってしまうひともいます。

また、同じストレス状況にあっても、それで凹んでしまうひともいれば、余計にやる気が出て張り切るひともいます。
災害時の反応を見ると、その個人差がよくわかると思います。

しかし、いくら身体が丈夫に生まれついても、不規則な生活や暴飲暴食を続けていれば、いつか身体を壊してしまいます。

ココロや身体が丈夫なのは一種の才能のようなものですが、どんな才能も磨かなければ宝の持ち腐れです。
努力に勝る天才はないのです。

身体を鍛えるときに、そのときどきの自分に合った方法を見つけて努力していくように、ココロも、自分に向き合って一つずつ問題を乗り越えていくことで鍛えられ、成長していきます。
どちらも結局は、本人のメンテナンス次第です。

ココロと身体の健康を維持するためには、自己管理に気を遣わなければなりません。
身体の健康にとって必要な栄養、睡眠、休養、運動などは、ココロの健康にとっても必要不可欠なものです。

ココロも身体も、弱っているときは、休養や栄養が必要です。

「病は気から」といいますが、その「気」が低下してしまった場合は、ゆっくり休んで充電(リフレッシュ)する必要があります。

メンタルダウンしているかたに「気合いで治せ」というのは、胃潰瘍のひとにアルコールを飲めと言ったり、骨折しているひとに走れと言っているようなものです。
心当たりのある方は、ぜひ考えを改めましょう。

身体と同じで、軽症であれば、少し休むだけでよくなります。
しかし本当にひどくなれば、やはり、病院へ行って医者の診断を仰ぎ、薬を処方してもらう必要があります。

ストレスから身体症状が出ていれば心療内科、精神状態の悪化であれば精神科にかかるといいでしょう。

最近は来院者が増えているとはいえ、初めての方にとって医者にかかるのは、まだまだ敷居が高いかもしれません。

しかし、ココロと身体は同次元のものですから、具合が悪くなったら病院へ行くというのは、何ら恥ずかしいことではありません。
堂々と病院へ行きましょう。
もし、どうしても抵抗があるなら、どこの科でもかまいませんから、とにかく診察を受けてください。最近は、内科などでも安定剤や睡眠導入剤を処方してくれます。

そして、たいていの方が最も恐れているであろう薬についてですが、これには大いなる偏見と誤解があります。

病院へ行けば、どの科にかかっても、たいてい薬が出ます。
そして、私達は何の疑問もなく、指示どおりにその薬を飲みます。
症状がおさまれば、自然に薬は飲まなくなります。
長く薬を飲んでいるひとは、症状が重いひとです。
内科系でも、心臓病や糖尿病などずっと薬を飲み続けなければならいないひともいます。

精神科の薬もまったく同じです。
精神科の薬だけが一度服用したら中毒になるということはありません。

医師の指示どおり飲んでいれば、そのうち症状がよくなって、薬を飲まなくても済むようになります。
ただ、精神科の薬は効果が出るまでに2週間程度かかること、効果には個人差があることから、服用期間は普通の薬より長めになるということは覚悟しておいてくださいね。

また、中毒を恐れるあまり、勝手に薬を減らしたり飲まなかったりすると、回復が遅れるだけでなく、医者に正確な薬の効果も伝わらず、その後の処方に悪影響を与えます。
自己判断は、かえって自分の首を絞めることになりますから、注意してください。

副作用が強い場合はあまり我慢しないで病院へ行くこと、薬が出されたら指示どおりに飲むこと、薬が合わなければ医者に相談することが回復への早道です。

今は、ココロに効く薬が多く出ていますから、本当に苦しいかたは、ひとりでがまんしていないで、ぜひ薬を飲んでみてください。

なかでも今、不眠で困っている方は、そのままでは心身がまいってしまいますから、他に症状が出ないうちに、早めに病院へ行くか、市販の睡眠導入剤を鎮痛剤のような感覚で服用されることをオススメします。
寝酒は百害あって一利なし。とても危険です。
寝酒こそアルコール中毒への第一歩です。今すぐやめてください。

そして、元気になったら、そのときこそ再発防止のためにココロを鍛えるチャンスです。
弱っているときではなく、元気になってから、弱点強化のための練習を積み重ねましょう。
弱っているときに無理に鍛えようとしても、状態が悪化して回復が遅れるだけです。

元気なときにココロを鍛える、自分のパターンを知って早期発見早期治療に努める、これがいちばんのストレス対策です。

それでも弱ってしまったら、一度休んで回復するのを待ち、元気になってからいろいろ考えましょう。

弱っているときは、冷静な判断ができないので、ロクなことを考えません。
特に、重要な判断は、先延ばしが鉄則。
ココロに余裕がないと極端な思考になりやすいので、大きな決断は元気になるまで待ってもらいましょう。

まず元気になることが先決、すべてはそれからです!














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