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<カウンセリングについて>
家族、恋人、親友・・・

大切なひとを失ったとき、私達は大きなストレスを受け、一時的に抑うつ状態になることが知られています。

離別であれ、死別であれ、今まで近くにいたひとがいなくなるということの喪失感は、たとえようのないものです。
「心にぽっかり穴が空いたような」とはよく使われる表現ですが、自分の身体が自分のものではないような、現実感のないフワフワした状態とでも言えばいいでしょうか。

ひとによっては、涙がとめどなく流れてとまらないということもあるでしょう。
抜け殻のようになって、何もする気になれないというひともいるでしょう。
誰にも会いたくなくなって、ひきこもりのようになってしまうひともいるでしょう。
反対に、外へ出て、バカ騒ぎをしてしまったり、悪酔いしてしまったりするひともいるでしょう。
普段はありえないようなトラブルやミスを犯してしまうこともあるでしょう。

大切なひとを失うということは、人生のなかの本当に衝撃的な事件なのです。
ストレス尺度でも、トップ4は、すべて家族関係の死別・離別です。

つまりこれは非常事態、いつもと同じでいられることのほうがおかしいのですから、しばらくの間は、思う存分悲しみに浸ってしまいましょう。
泣きたければ、泣きたいだけ泣いてください。
ここで、きちんと悲しんでおかないと、必ず後々まで引きずります。

しかし、急ぐ必要はありません。
あくまでも自分のペースでゆっくりやっていきましょう。

特に、ショックのあまり涙さえ出ない場合は、一時的にココロが麻痺して固まってしまっています。
それは、ココロが壊れないための自然な自己防衛本能でもあります。
それだけ衝撃を受けたのですから、氷を溶かすようにゆっくり優しく、固まってしまったココロをほぐしていってあげてくださいね。

喪失感を癒す方法は、とことん悲しみ、感情を吐き出し、思い出を語ることです。

感情が出るということは、回復への第一歩です。
そして、感情が出たら、できるだけがまんしないで、素直に表現していくことが大切です。

ある存在を失ってショックを受けたときは、そのときの感情を洗いざらい吐き出し、思い出をできるだけ言語化するといいと言われています。

適当な話し相手がいなければ、日記を書いても効果があります。
カウンセラーに聞いてもらってもいいでしょう。
独り言でもかまいません。
頭で思い出すだけよりは、文字や言葉にしたほうが効果的です。

そうやって、思い出を語るうちに、だんだんと気持ちが整理されていきます。
ただただ悲しい寂しい悔しいだけではなく、感謝や反省、懐かしい気持ち、自分を責める気持ちなども湧いてきます。

そのうちに、少しずつ「仕方がなかった」と事実を受け入れられるようになります。
そうすれば、喪失のいちばん苦しい悲しみから、一つ階段を昇ったことになります。

過去を思い出としてきちんと昇華し、自分の一部として受け入れられるようになれば、悲しみや憎しみなどのマイナスの感情から別れることができます。

これは、失恋したときにも使える方法です。
「仕方がない」と思えるようになるまで、存分に悲しんだり怒ったり、湧き上がる感情に身を任せましょう。
そのうちに必ずあきらめがつきます。
どうしてもあきらめられなかったら、覚悟を決めてもう一度想いを伝えるというのも一つの手段です。それでもダメなら、さすがにあきらめがつくでしょう(^^)

死別の場合は、そのいちばん苦しい時期に、通夜や葬式など実に忙しい儀式が立て続けにありますが、これは、寝る間もないほど忙しくしていれば悲しみも少しは紛れるだろうという先人の知恵だと聞いたことがあります。

経験した方はご存じだと思いますが、悲しみの中で葬式を出すというのは、本当に本当に大変なことです。
ただでさえ普通の精神状態ではないところへ、次から次へとわけもわからない初めての大仕事をこなしていかなければならないのです。

しかし、そういった儀式があるからこそ、最大のショックを受けた数日間を、なんとかやり過ごせるのかもしれません。
それくらい、急性抑うつ状態の時期は、ショックのあまり何をするかわからないのです。

疲れ果てた葬式のあとは、喪失感や虚無感などに襲われますが、それも思い出話をしていくことでだんだんと癒されていきます。
急に涙が出てくるときは、がまんせずに涙を流してしまいましょう。
(これは、人間だけでなく、大切なペットでも同じことです)

死別の場合も離別の場合も、大切なのは、失ったひとの思い出を無理に封印しようとするのではなく、もう一度思い出のなかで再生し、慈しむということです。

彼らは、目の前からはいなくなってしまったけれど、思い出は一生あなたのなかに生き続けます。
死別であれば、その魂はずっとあなたのそばにいて見守ってくれています。

あなたの大切なひとは、ステキな思い出をたくさんくれたはずです。
それらはあなたのかけがえのない財産です。
それらに守られていることに感謝して、あなたはあなたの人生を楽しみましょう。

あなたの大切なひとは、いつもあなたのことをとても心配しています。
彼らは、あなたが幸せでいることを心から望んでいるはずです!










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